自己愛性人格障害に負けない

自己愛性人格障害の人と関わって疲弊しました。そのような人とどう立ち向かったらいいのか考察しました。

自己愛性人格障害は社会でも評価されない

元カレは営業をしていました。「会社で俺が一番成績がいい」と言っていました。

 

それなら、評価もされているし、和やかな雰囲気になるはずです。

 

いつもは週末に会うことが多かったのですが、ある時仕事終わりに会ったことがありました。

 

会った時、笑顔などではなく「なんとも言い難い、誰かに対する憎しみ」のようなものを感じました。

私なのかな?とも思いましたが、恐らく仕事で何かあったのでしょう。

 

私は彼氏に会ったら、つらいことも吹っ飛ばせるような気持ちになる、と信じていました。

ですが、彼にとっては私は「救いとなるような人」ではなかったのでしょう。

 

それくらい、自己愛性人格障害が普段抱えてるストレスは大きいものです。本人もつらいのです。

 

また「自分をつらくしているのは、自分自身である」ということにも気付かないのです。

 

彼はある時、仕事で遅刻をしたようです。

上司に注意されたら、普通は謝って終わりだと思います。

 

ですが、彼はこう言ったようです。

 

「営業成績見てくださいよ」

 

上司の立場からしたら「いやいや、今その話してないだろう」「そういう問題じゃない」だと思います。

 

自己愛性人格障害は、誰かに注意されることが耐えられない障害です。

注意された「内容」ではなく「この俺が注意されるなんて!」という怒りを感じるようです。

 

皆さまの会社にもこういう人、いませんでしょうか。

 

「だからそういうことじゃなくて」

「なんでそういう発想になるんだ」

 

という人。

そういう人は、自己愛性人格障害である可能性が高いです。

 

その元カレの発言から本心を読み取ると

「営業成績1番のこの俺が、遅刻ごときで注意されるなんて!もっと俺を評価しろ!」

 

こうであると推測できます。

遅刻に全く関係のない「成績」が出てくることから推測は容易です。

 

このような「ズレた発言」をするような人が、社会的に評価されるわけがありません。

 

営業成績がいいのは素晴らしいことだと思います。

ですが、それで「俺は偉いんだ」と傲慢になることとは違います。

 

成績がいいのなら、なぜ評価されないのか。その理由を考えてみることすらしない。

 

1番成績が良かったのは1度かもしれない。

もしかしたら、成績の為に姑息な手を使っているのかもしれない。

 

ある時言っていました。

「買わない理由をつぶしていく」と。

 

それで買わせる方向に持っていくんだとか。

 

自己愛性人格障害の人は、相手の気持ちを想像することができません。

営業は無理矢理買わせるのではなく、「買いたいと思ってもらえるようにする」のが一番いいのではないでしょうか。

 

やり方が卑怯なのかもしれません。

後輩のお客様を無理矢理自分がやって、自分の手柄にしているのかもしれません。

 

元カレはスクーターで会社に行っていましたが、天気が悪い時は

「後輩に迎えに来させる」と言っていました。

 

自分より下の人間はこき使う。「来させる」という言い方で、後輩に対してどういう態度をしているのかは想像できます。

 

会社でどう評価されているのかは、普段の言動でわかるものです。

自己愛性人格障害は、普通の社会では適応できないのです。

 

ある時こう言っていました。

「主夫になりたい」と。

 

どうしてそう思うのか、当時は聞くことができませんでした。

 

ですが、その発言でも「会社が嫌だ」ということがわかります。

「20万ちょっとしかもらえない」とも。

 

自己愛性人格障害は、努力が嫌いです。向上心を持つことがありません。

努力して上を目指そうとするのではく、努力をしないで周りを下げて相対的に自分が上になることを望みます。

 

そんな姿勢では、社会でうまくやっていくことが困難なのもわかります。

 

 自分に何か足りない部分があったら、一度認め、二度と同じことが起きないように努めるのが社会人ではないでしょうか。

そうやって一歩一歩成長していくものだと思います。

 

ですが、元カレの言動では、成長はしません。一生。

 

ずっと人に対する不満を持って、「注意する奴が悪い」と人を悪く言い続ける。

自分で自分を苦しめているのです。

 

自分の非を認めることはありません。

 

一体何がしたいんでしょうか。

謎の生き物です。