自己愛性人格障害は人の気持ちが理解できない
自己愛性人格障害は、誰かに共感するということはありません。
脳の障害によって、共感できないのです。
ある時、地元の駅で信号が変わって横断歩道を渡っている時、向かい側の道で若い男性が私の行く方向(横断歩道の先の道で行こうとしていた方向)に向かって歩いてきました。
「なんか変な人…」
直感でそう思った私は速度を緩め、その男性に先に行ってもらおうとしました。
そしたらその人は
「なんか警戒してない?ねぇ」
と話しかけてきました。
繁華街ならともかく、地元でいきなり話しかけてくる人は怖いと思い、Uターンして別の道を遠回りして帰りました。
帰宅後、元カレに怖い思いをしたとLINEで伝えたら、ナンパだと思われ、ショックだった私は
「そんな風にとらわれて悲しい」と返しました。
そしたら。
「文章だから解釈を間違うことはあるよ。でもさ、怖い思いをしたんだったら帰り道で電話してくればよくない?」
との返事が。
変な人から逃げようと必死だったんです。
ナンパの一種かもしれないけど、地元で同じ方向に行く人にからまれて、家まで付いてこられたら嫌だし、怖かったんです。
どの道を行こうか必死で考えている時に、電話をする余裕などありません。
その気持ちを察してくれることはありませんでした。
「そっか。それは怖いね」
そう言ってほしかったのですが、共感してくれることはありませんでした。
「電話してくればよくない?」という発言。
注意するのが、これはアドバイスとして言ってるわけではないのです。
「そんなに怖い思いをしたのに、電話をしてこないのが悪い」と暗に言ってるのです。
「電話して少しでも落ち着いたらいい」と相手を心配する気遣いではないのです。
少しの違いですが。
自己愛性人格障害は、絶対に自分の非を認めません。
悪いと言ってたとしても、本心では思っていません。
「悪かった。でも~」と続きます。
でもの後は
「そっちだって○○すればいいんじゃないの」
あたかもこちらが悪いかのように言い返してきます。
「そういう気持ちになった私が悪いのかな…」と思わせます。
もしくは
「こっちだって傷ついた」と言ってくる場合もあります。
加害者どころか、被害者であるかのように言ってきます。
自己愛性人格障害は、被害者意識がとても強いです。
全部、人のせいにします。
自分の非を認めるのを、とても恐れています。
認めるくらいなら、他の誰かを悪者にした方がいいという考えです。
その為なら、相手がどれだけ傷つこうが平気なのです。
何より、自分を守るのに必死なのです。
反省し、次は同じことがないようにするのではなく、人のせいにする。
昔の彼女さんと付き合っている時、女友達と2人でご飯に行ったことがあるらしく、それを責められたそうです。
その話をしていた時に言っていたのが
「俺は悪くない!」という言葉。
自己愛性人格障害の人がよく言う言葉です。
その彼女さんと付き合っていた頃地震があって、元カレは地下にいたらしく地震に気付かなかったようです。
転職活動中で仕事もしていなく、家に帰ってもTVも見なかったのだとか。
そんな中彼女さんから電話が。
「なんで心配しないの?」と言われた元カレは
「気付かなかったんだよ。なんで俺が心配しないといけないんだ。お前が心配しろよ」
と答えたようです。
責められるのが嫌い。全部人のせいにする特徴がよく表れてると思います。
本当に相手を想っていたら
「えっ、地震あったの?大丈夫?」となるのではないでしょうか。
心配してくれないという彼女さんの悲しい気持ちを差し置いて、
「お前が心配しろ」とよく言えたものです…。
地震…余震もたくさんあったのに、気付かないことなんてあるのでしょうか…。
元カレはその彼女さんに「人の気持ちが理解できないよね」と言われたそうです。
自己愛性人格障害の異常さは、他の人にもわかるものです。